『それでも私は Though I’m His Daughter』 特別賞を受賞!
ご報告が遅くなり、申し訳ありません。
2025年9月1日、 韓国EBS国際ドキュメンタリー映画祭(EIDF)で、映画『それでも私は Though I’m His Daughter』が、特別賞(Special Mention Award)を受賞いたしました!

応援してくださった皆さまに、心から感謝いたします!
特別賞を受賞したのに伴い、EIDFさんが10月に再び招待状を送ってくださるとのこと。本当にありがとうございます。
携帯電話越しに映画祭に参加
8月27日、わたしは搭乗できませんでしたが、長塚監督や同行者の皆さんは映画祭に出席するため韓国へ飛ばれました。
皆さんは、携帯電話の画面越しに映画祭の雰囲気を教えてくださったり、EBS(韓国教育放送公社)の局舎に掲示された『それでも私は Though I’m His Daughter』の写真を送って下さったりと、お忙しい中、お気遣いくださいました。
映画祭では、LINEトークを使用し、携帯電話の小さな画面を通してご質問に答えさせていただきました。
通信の問題で音が途切れることもり、自分自身がどのように映し出されているのか、自分の声が会場に流れているかもわからない状態で、きちんとお話しできなかったのが残念でなりません。
次は直接行って、映画祭をこの目で見てみたい。直接映画を見てくださった方の顔を見て、お話がしたい。次こそ、ちゃんとご挨拶したいです、
ただ、どうしたら韓国に入国できるのかが、わからないのです――。
そもそもなぜ韓国に入れないの?
わたしは韓国に行ったことがなく、韓国から入国拒否処分を受けるようなことをしたこともありません。
2016年、わたしは、以前問題なく入国できたカナダから「暴力によって政府の転覆をはかろうとしている、テロ活動」等を「目的としている(略)団体の構成員である」という「入国不適格者の区分に、あなたが該当すると信じるに足る合理的な理由が存在」するとされました。
むろんわたしは、カナダでも法に触れるような行為はしておらず、警察にお世話になったこともありません。
日本国内においても、わたしの言動を元に「テロ活動等を目的としている団体の構成員」であると判断することは不可能です。ちなみにわたしには前科もありません。
オウム真理教時代の大幹部が2018年に普通に渡韓できたということからしても、1995年当時の情報が元で入国拒否をされたとは考えられません。
とすると、2014年に公安調査庁が行った虚偽の主張――「松本麗華」が、無差別大量殺人行為を行った団体の実質的な役員である、という情報が海外に通達されたと考えざるを得ないのです。
日本政府は「松本麗華」にどんな情報をつけているのか
一体日本政府は、「松本麗華」という名前にどんな情報をつけて、海外に通達したのか。
この日本で、一体どうしたらわたしの人権を回復させることができるのか、暗中模索の状態が続いております。
二回も入国拒否をされており、韓国の地を訪れることはできないのではないかと、思ってしまうこともあります。でも、あきらめるのはまだ早いと、もう一踏ん張り頑張ります。
皆さま、応援、お力添えをどうかよろしくお願いいたします。