お知らせ

いわれのないことで監視を求められたことと闘ってきます

  1. HOME >
  2. お知らせ >

いわれのないことで監視を求められたことと闘ってきます

 じめっとした天気が続きますね。皆さん、お元気でいらっしゃいますか。

 松本麗華です。

 2021年6月30日(水)、本人尋問のため裁判所に出廷します。

 時間:13:30~

 場所:さいたま地裁105号法廷

 です。

【お知らせの理由】

 わたしの裁判については、適切に報道されることがほとんどありません。外部の目に触れないためか、裁判官の中には、「麻原三女」として生まれや生い立ちを理由にした、敗訴判決を書く方もおられます。

 日本の裁判は公開が原則とされています。しかし、報道されない以上、傍聴に来るか記録の閲覧をしないかぎり、裁判の詳細は分かりません。

 そのため、裁判を提起してもわたしの身に何が起こり、なぜ提訴したのか理解されないまま終わってしまうことが続きました。

 今後はできる限り、裁判の内容を公表していきたいと考えています。

 よろしくお願いいたします。

【裁判の内容】

 この裁判は、滝本太郎弁護士を訴えたものです。

 滝本弁護士は2017年11月21日付けで、公安調査庁及び公安審査委員会に、憶測に基づき、山田らの集団は三女派だと述べる「上申書」を提出し、わたしを監視するように求めました。さらにご自身のブログにも掲載することで、多くの人に虚偽の事実を広めました。

「上申書」の内容はわたしの名誉を傷つけ、「普通」に生きていきたいと願う、わたしの社会生活をもおびやかすものでした。

 黙っていたら、また同じことをされてしまう。滝本弁護士は、「オウム真理教問題の第一人者というべき弁護士」だと自称しておられ、当事者であるわたしが「否」と言わねば、その発言は真実と受け取られてしまいます。

 そこでやむなく、これ以上の被害を食い止められたらと願い、裁判を起こしました。

 滝本弁護士は、「上申書」で「オウム集団」というもの(滝本弁護士の独自の用語です)に「三女派」なるものが存在しており、監視されるべきものである。「山田らの集団」も三女派であると述べました。

 さらに、わたしがお付きの人の支援で生活し、オウム集団から離れていないとも書いています。

 ――滝本弁護士は、一体どんな事実や証拠に基づいて、こんなことを書いたのでしょう。

 滝本弁護士はわたしにインタビューや聞き取り調査をしたこともなく、親しく言葉を交わしたこともない、他人です。わたしがどのような生活をしているのかを、一切知ることはできません。

 わたしは教団と離れて生活をしています。

 後継団体と言われるアレフとも、訴訟で長年闘い続けてきました。ひかりの輪は、自分たちが行ったことについて、子どもだったわたしの責任にしています。「山田らの集団」にいたっては、どういう集団なのかも知りません。

「山田らの集団」は三女派であるとのことですが、ニュースではじめて「山田らの集団」が報じられているのを見たとき、姉と2人で「山田らの集団って何だろうね」「どの山田さんだろう?」「日本人に山田さんは多いからね。どの山田さんかわからないね」と顔を見合わせたものです。

 むろん、わたしは「山田らの集団」とは無関係であり、「三女派」と主張される理由はありません。

 滝本弁護士が当事者に聞き取り調査さえ行わない方であるため、発言の内容が事実に反してしまうことは、ある意味で当然のことなのかもしれません。

 ですが、どうか一度立ち止まって、考えてみていただきたいと思うことがあります。

 わたしはなぜ、国家に監視されなければならないのでしょうか。教団と関係がないのに、なぜ「社会的事実」として、無理やり教団と関係があることにしようとするのでしょうか。なぜ、教団と離れ、社会で生きて行くことが許されないのでしょうか。

 就職もしました。しかし、どこからかの通知で父の娘だとわかり解雇されました。監視を求めるということは、そうやって普通の人ではない生活を、わたしに送れということです。

 出廷する6月30日が迫ってきました。心身ともに優れず、緊張もしていますが、自分にできる範囲で力を尽くしたいと思っています。

 いつも皆さまの応援や、温かいお言葉に励まされています。ありがとうございます。

 頑張ります。

-お知らせ
-